「初心忘るべからず」という言葉の真意とは。
先日2/11の建国記念日に、あるイベントに参加して得た事。
初心忘るべからず
およそ600年前、能を大成した世阿弥(ぜあみ)は、能楽に関するさまざまな文書を執筆していたことでも知られ、50歳半ばに書いた『花鏡(かきょう)』という伝書には「初心忘るべからず」という言葉を書き残している。
私は完全に、「最初の志をわすれるな」という意味だと思い込んでいたが、実はもっと深い意味があるという。
日本語なのに、本当に何も分かってないな〜と思うのと同時に、悟りを表す言葉だと言ってもいいくらいの、私たち母国の言語である「日本語」の奥深さに、毎度感動する。
これぞ、日本人ならではの心だと思った。
↓↓↓
傲慢にならない生き方
「人間誰しも、すごい新人が現れたと言ってみんなが褒めてくれる時期が一回は来るでしょう。しかし、次の年になれば、またあらたな新人がやってくるのです。だからこそ、新しいものへの関心からみんなが褒めたたえてくれている時、その中に安住してはいけないと世阿弥は言っているのです。そこでいろいろと勉強しなおして初めて、その上のステップに行けるというのです。」
その通り!だと思う。
マンネリにはまるのではなく、誰かに評価されたことに満足せず、いつまでも毎瞬毎瞬新しく出会う心で、日々の出来事に取り組んでいきたいところ。
誰に対しても腰の低い大企業の経営者などに出会う時、きらびやかな物を身に纏っている人に出会う時以上に、輝きを感じる。
これぞ、本物だ!と心から思う。
自分と自分の宇宙は実在しない。
この現実は毎瞬毎瞬、超スピードで立ち上がる出会いの奇跡であるならば、その奇跡に常に心振るわせ感動の出会いを蓄積していきたい。